財産目録は、被相続人の財産をすべて一覧に書き出したものです。 財産目録は、相続手続きをスムーズに進めるうえで大切な役割を持っています。
財産の全体像が把握できていれば、相続人同士の遺産分割協議も進めやすいですし、相続税がどれぐらいかかるか、あらかじめ計算して予測立てておくこともできます。
逆に目録を作らず財産の全体像がわかっていないと、次のような問題が起こる可能性があります。
- 遺産分割ができない。そのため、預貯金の引き出しや解約・不動産の名義変更ができない。
- プラスの財産と、マイナスの財産との比較ができず、相続放棄などの判断ができない。
- 相続税の申告期限に間に合わず、相続税の控除が使えないため、多額の税金を払うことなってしまう。
また、財産調査がうまくいかないことも珍しくありません。
被相続人との面識があまり無かった・亡くなった両親と同居していた兄弟と折り合いが悪く、連絡を取りづらい・相続人のうちの一人が相続手続きを仕切ってしまっている…等
どんな状況なのか、どれくらい財産があるのか分からないとお悩みの方は、我々相続の専門家へご相談ください。協議分割に向けての財産調査とその財産目録の作成は可能ですし、そうした資料をもとに、協議分割ができる体制を整えるお手伝いができます。