三菱UFJ信託銀行の調査によると、退職後に資産運用をしないまま90歳まで生きた場合に、6割以上の世帯で金融資産が残らないおそれのあることがわかった。調査は、退職時に保有資産(退職金などの金融資産)が600万〜3000万円となる、50歳以上の男女約2200人を対象に行われている。
先日、日本人女性の2人に一人が90歳以上まで長生きすると聞いて驚きました。自分はその二人のうちのどちらになるのかな、なんて考えましたが、今回の調査を見るといずれにしても長生きすることに備えておかなければならなそうです。
今回、三菱UFJ信託銀行が行った調査結果は、退職後に金融資産を運用せずにいると、90歳で金融資産が尽きてしまうというものでした。私は、定年後はつつましくやり繰りしていけばなんとかなるものだと漠然と考えていましたので、この調査結果には驚きを感じました。
調査によると、年率(利回り)3%で資産を運用することができれば、全体の約半数が金融資産を保つことができ、かつ介護費用が必要になっていなければ、全体の8割超が90歳時点でも金融資産が残っているといいます。しかし、資産運用をしていない場合、90歳まで金融資産を維持できる世帯は、全体の3割程度になると推計されています。
そこまで聞いても、資産運用と言われると抵抗を感じるのも事実。どこに相談すれば良いのか、そもそも何を相談すればいいのか、まったく分かりません。信託銀行なんて、相手にもしてくれなさそうですしね…(苦笑)。
2019年の6月には、金融庁の発言で「老後資金2000万円」問題が話題になりました。それに加えて今回の調査結果を見ると、私が思っていたようなやり繰りだけでなんとかしようという計画は、甘い考えなのかもしれませんね。
いつか、いつかと言わずに今のうちから、老後資産について考えなければならないようです。
記事提供:SILVER-LIFE新聞/Sonael
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