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認知症の薬「レカネマブ」が承認へ。処方されたら、何がどう変わるの?

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厚生労働省の専門部会は、認知症の進行を抑制する新治療薬「レカネマブ」の承認を了承した。対象は軽度の認知症患者に限られるが、新薬の導入により、患者やその家族の心理的・物理的な負担が軽減されることが期待されている。

治療薬「レカネマブ」とは?

認知症の進行を抑える新しい治療薬「レカネマブ」の製品名は、「レケンビ」と言います。
レケンビは、認知症の一種であるアルツハイマー病の患者の脳にたまって認知機能を低下させる「アミロイドベータ」という名前のたんぱく質を除去するための薬です。

大規模な臨床試験では、この薬を使うことで認知機能が低下する速度を27%遅くできたとの結果が出ています。これは、症状の進行を7.5か月遅らせることになり、軽度の状態を2~3年延ばせる可能性があるそうです。

投薬の期間と価格は?

レケンビは年齢に関係なく使用でき、2週間に1回、約1時間かけて点滴をする形で投薬されます。事前に、放射性薬剤を使った検査が必要になるため、当面は限定的な使われ方になるようです。

まだ決まっていないのは、薬の価格。米国では年間約390万円程度とされていますが、日本では公的医療保険の適用対象とするため厚労相の諮問機関が価格を審議しており、米国よりも少ない年間200万~300万円程度になると考えられています。薬価は、年内にも決定する予定です。

追記

中医協総会で、500ミリグラムあたり11万4443円、年間治療費は約298万円と承認された。公的医療保険の適用を受け、高額療養費制度により、70歳以上の一般所得層(年収約370万円以下で、住民税非課税世帯を除く)の場合、外来での自己負担額の上限は年間14万4000円となる。

 

記事提供:SILVER-LIFE新聞/Sonael

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