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2024/10/01
ベストファームグループでは、昨年実施した終活に関する意識調査アンケートを本年も実施しました。
〇調査概要
・調査テーマ:終活に関するアンケート調査
・調査期間:2024年6月6日~2024年7月8日
・調査人数:470名
・調査方法:弊グループの情報誌『しかくと〇』の読者アンケート
・調査内容:終活に対するイメージ/終活に対する興味/終活と聞いて思い浮かべる活動/実際に着手している活動/終活の相談先
〇「終活」に対してお持ちになっているイメージを教えてください。
終活に対してネガティブなイメージを持っていたのは470名中71名(15.1%)です。ポジティブなイメージを持っていたのは470名中332名(70.6%)であり、回答者の過半数が終活に対してポジティブな印象を持っていました。
〇「終活」に興味がありますか?
終活は470名中413名(87.9%)の回答者が興味があると回答しています。
前問で、終活に対するイメージが「ポジティブ」と回答した332名中、306名(92.2%)の回答者が興味があると回答しています。「ポジティブ」というイメージを持っているので興味がある方が多いのは自然な結果といえます。
前問で、終活に対するイメージが「ネガティブ」と回答した71名中、56名(78.9%)の方が終活に興味があると回答しています。特筆すべきはネガティブなイメージを持ちつつも興味はあると答えた方が過半数を超えている点です。
〇「終活」と聞いて思い浮かべる活動すべてにチェックを入れてください(複数選択可)
「終活」と聞いて思い浮かべる活動ランキング | |
1位 | 持ち物の整理(402件) |
2位 | 葬儀仏壇等法要の準備(281件) |
3位 | 財産の整理(209件) |
3位 | 遺言の準備(209件) |
5位 | 老後資金の準備(206件) |
7位 | エンディングノート(186件) |
8位 | 家族への贈与(180件) |
9位 | スマホの中身の整理(113件) |
10位 | 不動産の整理や住替(108件) |
11位 | 墓じまい(88件) |
12位 | わからない(87件) |
※ランキング形式で集計
1位は持ち物の整理(402名)、2位は葬儀仏壇等法要の準備(281名)、3位は財産の整理(209名)、同率で遺言の準備(209名)となっています。大半の回答者が終活と聞いて「持ち物の整理」を思い浮かべたようです。
〇上記のうち、実際に着手している活動すべてにチェックを入れてください(複数選択可)
実際に着手していること | |
1位 | 持ち物の整理(211件) |
2位 | 終活をはじめていない(187件) |
3位 | 老後資金の準備(95件) |
4位 | 不動産の整理や住替(70件) |
5位 | 財産の整理(69件) |
7位 | 家族への贈与(58件) |
8位 | エンディングノート(52件) |
9位 | 遺言の準備(48件) |
10位 | 葬儀仏壇等法要の準備(23件) |
11位 | 墓じまい(21件) |
12位 | スマホの中身の整理(15件) |
13位 | わからない(11件) |
※ランキング形式で集計
1位は持ち物の整理(211名)、2位は終活をはじめていない(187名)、3位は老後資金の準備(95名)となっています。約半数の回答者が「持ち物の整理」に着手していますが、「終活をはじめていない」という回答も目立っています。
〇「終活」と聞いて思い浮かべる活動と実際に着手している活動の比較
全体的に終活の活動と認識していながらも、着手できていない様子が比較するとよくわかります。実際に着手していることでランキングが1位だった「持ち物の整理」でも、思い浮かべていても実践しているのはその約半分となっています。終活の活動として認識はあっても実際に着手できている人は多くないという実態が明らかになりました。
〇「終活」のことを家族以外に相談するなら誰にしますか?または、誰かに相談したことがありますか?(複数選択可)
終活の相談先はわからないを選択した方が一番多いです(141名)。次に司法書士(112名)となっています。3位以降は差が開いており、20〜50件ほど選択されています。終活の相談先はわからないと回答している方はまだまだ多いですが、税理士や司法書士などの士業を相談相手として選ぶ人が増えてきているようです。
〇調査の振り返り
回答者の過半数が終活に対してポジティブな印象を持っていました。終活に対して興味があると答えた方の数はそれ以上に多く、興味関心度合いの強さが伺えました。前段の設問で、終活に対して「ネガティブ」と回答した方に絞り込んでも、終活に興味があると回答した方が過半数以上となり、終活に対するイメージに関係なく、終活に高い興味をもっていることが分かりました。ただ、終活に興味は持ちながらも、実際に行動に起こせている方はまだまだ少ないようです。また、終活の相談先が「わからない」という選択が最多となりました。相談先が分からないことも終活を実施しない要因になっていると思われます。このことから、改めて終活を伴走してくれる存在の必要性を感じました。
母集団や集計方法は異なるものの、終活に関する意識調査は昨年も実施しています。昨年と今年で結果は同様の傾向を示しており、「興味はあっても中々実施に至らない」、「相談先がわからない」といった課題感は変わっていません。
ベストファームグループでは遺言書の作成や贈与などの終活について対応しており、終活の専門家として終活で困ったときの相談先となれるように努めてまいります。
昨年の調査結果について